デジカメな毎日







朝起きてアトリエへ行くと、いつも野良ネコが窓から覗いている。
どうやら庭の茂みがぜっこうの遊び場らしく、またこの窓辺が陽にあたり暖かいことでネコがこの場所へやってくるらしい。




二年間近く連載した「剛球少女」。
湘南を舞台にした作品だ。
車で逗子、由比ヶ浜、稲村ヶ崎、七里ヶ浜、そして江ノ島へも何度も足を運んだ。
作品の主人公、麻生遙はこの場所で生きている。
その空気を臭いを風を感じながら、遙はここでどう生きていくかを考える。

一番足を向けた先は江ノ島だった。
江ノ島の裏にぼくの大好きな風景がある。
龍恋の鐘からの海と、そして稚児ケ淵から見える畏敬の富士。
その夕陽に染まる富士の姿には、手を合わせたくなるほどの敬虔な思いを抱かされた。




阿佐ヶ谷CHECKER BOARDでの、元キャロル、内海利勝さんのライブ。
ぼくらの年代にとってはキャロルは伝説。
そのキャロルの内海さんをこれほどの小さな空間の中で聴け、見れて随喜の一言。

そしてライブ終了後の内海利勝さん、長州辰三さんです。




QEQUE BARでの深夜・・・
ぼくの憧れのミュージシャン、石やんこと、石田長生がギターとともに歌い、阿佐ヶ谷のジプシー、だいこん屋の店主、松本さんのフラメンコギターが唸る。
そしてそのギターに合わせて役者の伊藤さんとマスターの朗読。
 
阿佐ヶ谷の夜は、突如としてプライベートライブが始まってしまう。




あいかわらずアトリエの窓の外にはネコの訪問者がいっぱい。
仕事の合間にコーヒーを飲みながらそいつらの図々しい顔をのぞき込む。
いや、のぞかれているのはボクの方か・・・



トップへ
戻る
次へ