| | 夏になれば何度も行く場所があります。 東京のアトリエから車で3時間弱の近場で、ほとんど人のいない穴場の海を5年前に見つけました。 場所は秘密。 海中の透明度は抜群で、魚もたくさん泳いでいて素潜りには最高の海。 この海での思い出は毎年更新中です。 |
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| | 小学生から野球をやってきた野球少年だった。 甲子園は夢だった。 炎天下の真夏の練習・・・叶わなかった夢。 甲子園の土を踏んだのは物書きになってからだ。 高校球児たちを追いかけた29歳の夏からの3年間がある。 その3年間追い続けた球児たちが真夏の甲子園で優勝した。 甲子園のグランドで泣きながら選手たちと抱き合い快哉を上げた1986年、夏の思い出だ。 |
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| | ペダルを踏むと風に乗って遠くへ行ける。 ぼくは高校3年の夏に四国一周、大学一年の夏に北陸、東北に向かってペダルを踏んだ。 いくつもの峠を越え、いくつもの海を知り、いくつもの風を感じた。 暑さの中でのしょっぱい味を思い出す。 汗と、そして海の風・・・夏の味。 そして何人もの友人がこの夏にできた。 |
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| | いつも夏を追いかけている。 思い立ったら南の島だ。 タイのコ・サムイへは20年ほど前からぶらりとひとり旅の島。 だれもいない砂浜の木陰に寝転がり、抱えていった本を読む。 そして真っ青な海。 泳ぎ、そして潜る。 夕陽が沈みかけるとその夕陽を追いかけるようにバイクで走る。 自然の美しさにいつも涙が溢れ出してくる。 |
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| | タイへ行けばどんな小さな町にもムエタイのジムを見ることができる。 サムイのような小さな島にもムエタイのジムが二つある。 選手たちはだれもがバンコクにあるムエタイの殿堂、ラジャダムナンとルンピニーのリングを目指している。 そしてサムイで月に一度、裸電球をライトにしたリングで行われる興行も、その殿堂へのリングへと繋がっている。 その月の試合に出る選手が声をかけてきた。 「オレの試合を見に来てくれ!」 「カウチャイ(わかった)」 ぼくは笑顔で答える。 |
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