デジカメな毎日







新宿コマ劇場前に、米映画「トロイ」の日本公開を記念して、撮影に使われた巨大なトロイの木馬が出現した。

木馬は高さ12メートル、重さ4トン、焼けた船の廃材で創られたという「イリアッド」の原作に忠実に似せての再現だけにこれには感嘆してしまった。

ちなみにこの木馬、ドイツからの空輸費だけで5000万円だそうだ。





人は社会の中で守られ生きている。
そして時として、自分は地球の中の生命のひとつだということを忘れてしまう。
自然の中で生きてきたという、厳しい掟の中での遠い何千年もの昔の記憶を忘れてしまっている。
だが、その記憶を本能を自然の中で感じ、呼び起こす知恵も人は継いできた。
禅と瞑想をぼくは武術から、武道家、岡部武央から敬虔させてもらっている。




南伊豆に見つけた小さなペンション。
コスタ・デル・ソル。太陽の海岸と名付けられた、眼鏡の門に鉛筆の柵、そして本の家でできたペンションだ。
それはすべてイタリア・ベニスの彫刻家、リビオ・デ・マルキ氏の作品であり、家の中にもその作品は家具の一部のように置かれている。
木でできたコートに帽子、ブーツにブラジャー、パンティーがあり、ガラスの風船が部屋を舞い、花瓶から延びたペンと筆は屋根まで突き破っている。
ここへやってきたとき、ぼくは不思議の世界に迷い込んだと錯覚した。




とにかく何もない。
あるのは目の前に広がる海だけである。
だがそれがあきないのだ。
一日中ぼんやりと海を見つめる。
風が海の匂いを運んでくる。
夕方、眼鏡の門を出てみたら海が真っ赤に染まっていた。




この夏結成したわがバンド“だらぁ〜ず”の練習風景なのだ。
ギター・キーボード・ボーカルの劇作家のマキノ・ノゾミ。
ウクレレ・ボーカルの漫画家の石渡治。
ベース・ボーカルの編集長の荒木。
そしてギター・ボーカルのボクの4人が中心。
みんなの忙しい合間を縫って、11月予定のライブに向けてのスタジオ練習なのだが・・・バンド名の通り、だらだらだらぁ〜ずな練習やってます。



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