今日までそして明日から


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考えてみればものを描くイラストレーターから入って、ものを書く、撮る、創るようになり25年近く経っている。
 
その年月、長い時間をかけて密着したスタイルで書くことにより、取材した何人もの人たちとの交流は今もつづいている。
交流がつづけば、スポーツ選手ならば、その選手が引退し、その選手が育てた選手が今度はぼくの前へと現れてくる。
魅力あるまだ無名の選手が一番に紹介される。
書きたいことがどんどんと増えていく。


今、一番書くと決めているものは何か・・・
10年ほど前、タクシーの運転手から聞いた話から始まった「武」の旅だ。
その旅は沖縄からはじまり、この10年、武を求めて中国を中心にアジアを回ってきている。
何人もの武道家と出会い、自分の目で躰で感じた驚きがいくつもあった。
そして今、どうしても書きたい男がいる。
武の父、菩提達摩の歩いた道を歩き、インド、チベット、タイ、中国・・・あらゆる格闘、武術の道場で修行し、自分の躰で武を体験している男だ。
武道家、岡部武央。
もちろん彼は今、日本にはいない。
修行僧のように旅をつづけている。


今日までそして明日から・・・
イラストレーターから始まった旅は、いつしか書くこと、撮ること、創造すること・・・創りつづける旅でいっぱいになっていた。



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