| | 2007年6月2日
おっと、気が付けば6月。 あいかわらず東へ西へと大学を飛び回り、クリコミの制作で打ち合わせと編集作業に追われ、一番大事な自分の作品を眠い目をこすりながら懸命に描いている日々。 そんな合間にライブに向けての練習だってやっちょります。
そう、6月9日、ロックの日に高円寺の行きつけの飲み屋“彦六”で、“第一回HIKO ROCK FESTIVAL2007”が行われるんだよね。 ぼくも今回はソロで出ることになっていてね。 昼の12時からスタートで、ぼくの出番は昼の2時半あたりの予定。 30分ほどの時間が与えられてるもんで、ミュージシャン時代の故河島英五さんと全国ツアーをやらせてもらっていた時代に歌っていた曲から、文星芸術大学にちばてつや先生が創った「マンガ専攻科」にぼくも教えにいっていることから、最近創ったマンガ専攻科の曲、「寺子屋の歌」まで歌うつもりなんだ。 (もしかしたら、その曲のときすごいゲストが加わるかも)
32年前にぼくが通っていた、京都精華大学へも毎週教えに行ってるもんで、何か京都時代にやっていたミュージシャン時代の思い出なんかが今蘇ってきていてね。 あの時代の、まだ何者にもなれない青春の藻掻きと焦り、そして不安。 そんな時代に歌っていたことを思い出したんだ。 今の教えている4回生からも感じる、あの時代のぼくと同じそんな青春の心が見えてきていて、自分のあのころが一気に蘇ってきているってわけさ。
まぁ、そんな時代の“青春”な心で、そのとき創った曲を今回は歌うつもりなもんで、もしよければ6月9日のロックの日に彦六へ遊びに来ておくれ。
※“第一回HIKO ROCK FESTIVAL2007”の詳しいことや、場所の地図は下の彦六のHPに載ってます。 http://www.inv.co.jp/~hiko6/ |
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| | 2007年5月17日
うわぁ、ここのところぜんぜん日記を書いてねぇじゃん・・・ ちゅうか、メチャクチャ忙しい一ヶ月だったんだよね。 宇都宮の文星芸大と、京都精華大学の講師に、もちろん自分の作品制作、そいでもって、東京にあまりいないもんで、東京へ帰ってきたときは現在進めている作品の作家、各サイトの責任者、いっしょにやっているディレクターのTさんと、怒濤の打ち合わせの金太郎飴状態。
そんな中での30数年ぶりのキャンパス生活はというと・・・ さすがに京都は遠かった。 毎週火曜、水曜の京都精華大学へ行くときなど、朝の5時半起きだもんな。 長年、怠惰な生活を送ってきたもんで、けっこうこれがきつくてね。 とにかく一番きついのが、仕事場から東京駅までの電車の中。 そう、通勤ラッシュというやつだ。 毎週火曜日は、その通勤ラッシュ時に新幹線に乗るために東京駅まで行かなきゃならんということよ。 週一だけど、これだけは地獄なんだよな。
宇都宮の文星芸大へは車で通っているもんで、こちらは快適。 で、その宇都宮文星芸大では、授業でのパソコン制作のためのMac40台が入って、その設備たるや、つまりこれで、文星芸大からは直で世界中に作品が配信できる環境はととのったってわけなんだ。 ケータイコミック、電子書籍、そしてそれ用に創った作品を紙媒体にできて、海外へのコミック対応もすべてできる製作法を、生徒に教え制作していくもんね。 そして、実力のある文星、精華の生徒はどんどん、今ぼくらの組んでいるパナソニックサイト「最強☆読書生活」、フジTVサイト「フジBOOK」、白夜プラネットサイト「まんがの森」でプロの新人として配信していくもんね。 もちろんケータイコミックだけじゃなく、電子書籍、紙媒体の雑誌でも載せていくためのプロ作家への道の環境も整ったってことさ。 がんばんなくちゃ!
まぁ、こんな凄げぇ忙しい日々なんだけど、しあわせでたまらん時間を過ごしていることもたしかなんだ。 「あぁ、オレって漫画が本当に好きなんだな」って、教えるというより、漫画家を目指してがんばってる生徒たちと、漫画をいっしょに創ることがたまらんわけよ。 その上、その上だぜ、ぼくが子供の頃、一番夢中になって、一番あこがれていた漫画家のちばてつや先生と漫画のクラスをいっしょにやっているなんてこれ以上のたまらんことはないもんね。
「あしたのジョー」なんて、ぼくにとってのバイブルというか、あの漫画によって間違いなく今の自分が存在するって言い切れるだけのエネルギーをもらった作品なんだ。 小学生のころね、週刊少年マガジンが発売される日は、学校に遅刻しても本屋が開くのを待って、マガジンを買って、こっそりカバンにかくして学校へ行ってたもんな。 それを知っているクラスメイト全員も、そんなぼくのこっそり買ってくるマガジンを楽しみにしていて、マガジンの発売日はクラス全員の楽しみの日でもあったんだ。 もちろん、だれもが「あしたのジョー」を楽しみにしていたってわけさ。
「あしたのジョー」だけじゃないぜ。 「1,2,3と4,5,ロク」、「紫電改のタカ」、「ユキの太陽」、「みそっかす」、「ハリスの旋風」、「おれは鉄兵」、「のたり松太郎」、「テンカウント」・・・あげたらきりがない作品の数々だもんな。 もう、とにかくちば先生の作品に夢中になって、それで漫画家目指して(何やらいろいろ道は彷徨ったけど)、そいでもって今の自分がいるってことなんだ。
そのちば先生と、今、いろいろな話ができているなんてありえねぇよね。 東京から宇都宮の車の中なんて、ふたりだけなもんで、文星芸大のこと、漫画をどのように教えて行こうかといったこと。 映画の話から野球の話、先生が今、やろうと思っていること。 そいでもって、昔の作品の話を聞いたり、先生の漫画に対するホント、愛情に満ちた話を聞けたりと、どうだ、たまらんだろ! たまらんぞ! だから、そのたまらんがすっごいエネルギーになってるってわけよ。 ちば先生と、新しい漫画の場を育てていくなんてこんなしあわせな環境、がんばるしかねえだろ!
だからがんばれオレ!がんばるぞオレ!ってな4月からの毎日なんだ。 |
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| | 2007年4月8日
いよいよ始まったよ。 4日、5日、6日と宇都宮の文星芸大、京都精華大学と先生、生徒たちとの顔合わせ、受け持つ生徒への授業説明と、他の先生との授業打ち合わせなどでの初登校。 何か緊張感が漂ってきたね。 1年生なんて見ていると、希望と期待と不安の入り交じった緊張がこっちまで伝わってきてね。 精華でのマンガ学部の入学式の行われた大教室なんて、32年前にぼくが精華へ入ったときの入学式のときと同じ教室なんだもんな。
まぁ、マンガなんてマニュアルなんてないもんだから、どのように教えるってないわけだけど、入学式に参加しながら思ったんだ。 あの32年前、漫画家になりたくて夢を抱いてこの場所に立っていたとき何を思っていたか思い出したんだよね。
ぼくがあのとき期待していたこと・・・32年前のぼくは見事に裏切られたわけだけど、それだけに何をやればいいかが見えてきていることもたしかなんだ。 教えるということではないかもしれない。 ぼくもプロの創り手であるわけだし、いっしょに創っていくというのが正しい表現だと思うんだ。
現在、ケータイコミックに関しては、どうやらというか、いつのまにか開拓者的な存在になっている状態なもんで、自分の判断でパナソニックや、フジTV、白夜プラネットのメジャーなサイトに作品をアップできる立場でもあるもんでね。 授業で制作する作品は、つまりはプロの作品として創り、実力のある作品はどんどんアップしていこうと考えているんだ。 もちろん、紙媒体へのルート、海外へのルートも考えて、つまりは授業というより、いっしょにプロとしての作品を創っていくということなんだ。 プロの作家をリアルに意識するということは、同時にプロで食うという厳しさもわかってくれると思うしね。
それにしても32年前とは違って、生徒たちが羨ましいもんだ。 ちばてつや先生、竹宮惠子先生、牧野圭一先生、高口里純先生、六田登先生、ひさうちみちお先生、さそうあきら先生、やまだ紫先生、ささやななえこ先生・・・・ 名前を上げたらきりがないほどの、ぼくにしても読者として影響を受けてきた作品の先生たちが教授、講師としてズラリだもんな。 そんな中に自分も入って、大学で授業をやっていくことに、さすがにプレッシャーは感じてるんだけどね。
さぁ、ともあれ10日の火曜日から本格的の授業開始!
(写真は、文星芸大の正門と、京都の精華大学とともに関わることになる京都の街の中心にできたマンガミュージアム、そしてそこで毎日紙芝居をやっている安さんなんだ) |
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| | 2007年4月1日
眩しいほどの青い空に桜の花吹雪。 いくつかの花見の誘いはあったのだが、とにかくやらねばならないことが山住なもんで、今日もアトリエ。
忙しいとはいっても、現在制作している、ケータイコミックの「クリコミ」の契約などの細かい事柄、大学へ行きながらの制作スケジュールなどの調整はどうにか終わってね。 これで4月からの、月曜から金曜まで宇都宮の文星芸大、京都の精華大学での講義と、自分の作品を中心に、現在進めているいくつかのクリコミ制作をやっていけるメドもついたもんで、気分は爽快。
実はこの4月から、何かメチャクチャ楽しみでもあるんだよね。 大学で教えながら、また生徒といっしょに研究し、まったく新しいコミックの創作をしていく。 もちろん、ぼくもそこで創作した作品をどんどん世の中へと配信していくわけだけどね。
文星芸大では、とにかく最高のPC環境を整えてくれたもんで、はっきり言って、自分のアトリエで制作するより、遙にすばらしい環境で作品が創れそうなんだ。
もう、4日の水曜日から、そんな環境の中での生活が始まるもので、実は今日は講義で使う素材をPCの中で創っていたってわけさ。
でも面白いもんでね。 今まで作品をPCで加工する難しいことは、その道のプロのT氏にお願いしていたのだけど、大学で教えるとなれば、自分でもPhotoshopと、Illustratorがある程度わかって使えなければと勉強してるんだ。 Photoshopなんて、93年からパソコンの中には入れていたくせに、ホント、ぜんぜん使えてなかったもんでね。 つまりは教本では、Photoshopに関してはあまりにやれることがありすぎて、一番自分が使いたい方法ってやつがその教本で見つからなくて、「あぁ、めんどくさい!」って、ずっと成長ないままここまで来てしまったってわけなんだ。 でも、今はわからないことがあれば、T氏に聞けるという環境から、知れば知るほど面白くて、これがもう作品のイメージが無限に広がってきて、ホントゲーム感覚でPhotoshopとIllustratorを弄りまくり状態なんだよね。 つまりは、大学で教えるという環境が、自分の知るというきっかけを作ってくれて、そいでまた自分の作品の新しい創作が、使いこなせてなかった武器を手にしたことで始まったってことだもんな。
まぁ、今日もそんなもんで、一日PCの前に座っていたわけだけど、さすがにこの天気、アトリエの庭に咲く桜を眺めたんだけど、その桜の木の下にもいくつもの花が咲いていてね。 そんな花に感応する心身。
うん、小、中、高、大と、何か新しい始まりを感じる入学式を前にしたときと同じ心身、そう、春だったね。
PS, そんな入学の春を前にして、ちばてつや先生と大学でバンドもやることにしているもんで、文星芸大、マンガ専攻科の歌、「寺子屋の唄 ぼくにはペンがある」って曲、創っちゃいました。 |
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| | 2007年3月22日
考えたらもう二週間を切ってるんだよね。 そう、この春からのキャンパス生活。 それも宇都宮の文星芸大と、京都精華大に行くんだよな。 何なんだろうね、この気持ち。 32年前の大学入学を前にした、期待と不安のまだまだ青かった心の緊張みたいな思いがやたらと蘇ってきやがるよ。 学生で行くんじゃないのに、あの学生の風っていうのかね、キャンパスからブン!って感じてくるってわけなんだ。
昨日はね、文星芸大の方へ、そこでやろうとしている授業の中に“取材”というものを組み入れているもので、その“取材”授業でお世話になる文星芸大の付属高校の方へ挨拶に行ってきたんだ。 教授のちばてつや先生も、「ぼくもいっしょに行くよ」って東京からいっしょにぼくの車に乗ってきてくれてね。 いやいや、ここのところちば先生とは、プライベートの遊びまでいっしょにいるもので、信じられない気持ちでもあるのだよね。 何たって、ぼくはちばてつや作品で育ったもので、この世で間違いなく一番尊敬する人と同じ時間と空気の中に日々居ることがたまらんですわ。
で、先生と、今回のアポイントをすべて取ってくれたちば先生助手のミチコさんと付属高校へ行ったのだけど、今度は高校の風が吹いてきたよ。 とにかく運動部のほとんどが全国レベルで、当たり前のように高校日本一の選手が練習している、その運動部を下見で見て歩いたわけだけど、汗と熱気と若さに蘇ってきたよね。 とくに野球部のグランドへ行ったときなんか、ぼくもレベルは違うけどずっと野球部だったもんで、あのグランドの匂いというやつに、今度は一気に36年前にタイムスリップだぜ。 リアルに頂点を目指している高校生たちを見て、取材できるものが目の前にある、最高の環境に、教える側の気持ちとしてもこれは今年面白くなるぞって、やる気がでてきたもんね。
そんな気持ちで大学へ戻って、自分の教えることとなる教室に行ってみたんだ。 建ったばかりの、まだ引っ越しも終えてない新校舎の、机も40台のパソコンも入っていない教室だけど、ちよっと身が引き締まったね。 自分の原稿も、この教室の片隅で、ここを拠点として制作していこうと思っているので、何もない教室だけど、心で高校の野球部時代、グランドに入るとき「よろしくおねがいします!」って挨拶したような気持ちで一礼。 (う〜ん、今アトリエとして借りている東京の3階建の一軒家はたんなる倉庫になりそう)
そんな教室を前にした研究室で、今度はちば先生と、草野球チームのホワイターズのテーマと、文星芸大のマンガ専攻科の曲を作ろうと先日から約束をしていたもんで、車に積んできたギターを取り出し、先生はウクレレを取り出して曲作り。 あとは、先生に歌詞をつけてもらえば完成のところまでこぎ着けたもんね。
これでまだ終わらないのがちば先生で、夕方からはグランドに出てキャッチボールからノックまで、助手で女子のマスダさんも加わって一時間以上の野球の練習。 いやいや、先生のそのエネルギーにはただただ感嘆です。 ていうか・・・ギター弾いて、グランドで野球やってって、それも女の娘も加わってなんて完全に学生側のキャンパスライフだな。
ともあれ、文星芸大の目の前を走る日光街道沿いのサクラが満開になるころに、ぼくのキャンパス生活が始まるってことさ。
(写真は先日完成した新校舎と教室) |
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